ジュエルアカデミー ジュエリーってどんなもの?

ジュエリーとアクセサリーがごっちゃになっているという「説」2023.06.21 更新

パン子先生

は~い皆さ~ん、前項の「〇〇ジュエリー達をざっとまとめた表」は、もう見ましたね~。
では、ジュエリーとアクセサリーの違いについて答えてみましょう~っ!

ボブ美

は~い。天然物か養殖物かって事かなぁ?ブピピピピ。

ニコモコ

結局、金とかプラチナでできているものか、そうでないものか?ニコぉ~!

ラビちゃん

はい!私にまかせて。
ジュエリーとは、天然宝石に貴金属であるシルバー、ゴールド、プラチナを使って製作された装身具の事だよね。ぴょぴょんがぴょん。
で、アクセサリーは、材料、材質を限定しない装身具って事だよね。

※貴金属には他にパラジウム、ロジウム、ルテニウム、オスミウム、イリジウムがある

パン子先生

は~い、ラビちゃん正解!
ジュエリーとアクセサリーの定義的にはラビちゃんの答えが一般的だよね。
では、その答えに私なりの多面的解釈で補足の説を述べさせてもらうと。

補足の説 1.
ジュエリーはジュエリーが主役であるという事に対して、アクセサリーはそれを付ける人が主役、人間が主役であるという事。
ジュエリーは、そのジュエリーがいかに美しく魅力的な存在になれるかを主眼として作られるものであり、ジュエリー自体が美しく魅力的になる事のみがゴールなんだ。
だから、それが出来上がった後に人間が装着するのは、あくまでも副次的な事でしかないんだ。
対してアクセサリーは、装着する人をいかに美しく魅力的な存在として引き立たせるか、を主眼として作られるものであり、アクセサリーをつける人がその人独自の魅力で輝くことをお手伝いする事こそがゴールなんだ。アクセサリーはあくまでも人を美しく魅力的に見せるためのパーツの1つなんだ。

補足の説 2.
よくファッションとアクセサリーとジュエリーをごっちゃにして語ってる人がいるけど、それはちょっと違うよね~って話の一端が、「補足の説 1. 」を見て感じていただけるかもしれない。
ファッションとアクセサリーが親和性があるのは当然。ファッションはパーツのコーディネートやバランスの妙とも言えるから。
結局そういう意味では、ジュエリーは独立した孤高の存在であるという事も言えるかもしれないね。

補足の説 3.
喩えば、ジュエリーは独善的、対してアクセサリーは協調的。
ジュエリーは高慢で、じゃじゃ馬で、しかし、スマートでため息が出るほどの、最高の美しい女。感情的で非合理的な存在。
アクセサリーは、親切でとても性格のいい、何でもわがままを聞いてくれる、最高の友達。意志を秘めた合理的な存在。

補足の説 4.
これもあるあるなんだけど、ジュエリーを選ぶ時に「似合うか似合わないか」を基準に購入を迷う人がいるよね。
「これ似合うかしら~」っ。あれは1つのショッピングの楽しみ方としては全然アリだとは思うんだけど、ホントのところでは、それって違うよね。って心の声が漏れてきたりもするんだよね。

もしジュエリーが話せるとするならば、「は?私は私よ。あなたはあなたでしょ。似合うか似合わないかなんて、なんの関係もない事よ。要は好きか嫌いか。ただそれだけよ」とキッパリと言うんじゃないかな~。怖って感じだけど。
そーゆーキッパリとしたカッコイイ、シュッとした男前なマダムがいるでしょ。あの感じよね、ジュエリーって。
アクセサリーの場合だと、「私をこうやってつけてみるとあなたによく似合うわよ~。私の友達のお靴さんやヘアスタイルさんやコスメちゃんも紹介するから、その子達も一緒に合わせてみてねっ」ってフレンドリーに親切に教えてくれそうな感じがしないでもないけど。まー、知らんけど。

ジュエリーは「じゃじゃ馬」なんで、甘やかして下手に出てたんじゃ、付け上がってしまって、全くいうことなんか聞いてはくれないんじゃないかな~。凛として、愛で正しく、ちゃ~んと調教してあげないと。
「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルみたいな。
ジュエリーは、ぐいぐい調教して乗りこなすくらいの気概がないと、似合ってはくれないものかもしれないね。ってか。

補足の説 5.
この説の最後に、これはジュエリーとアクセサリーの違いってことも含まれはするんだけども、ジュエリーの取り扱い注意みたいなことでもあるの。
これ、結構やってる人多いと思うんだけど。ジュエリーをずっと着けたままの人。
炊事、洗濯、入浴、就寝、場合によっては田植え(ホントにあった)。ずっとつけてる。あれはいただけない。
アクセサリーならば、1日中つけていてもいいかもしれない。百歩譲って風呂に入っても構わないかもしれない。アクセサリーは身に着けることを前提に作られているものだし、それほど高価ってこともないと思うから。
でもジュエリーは、天然石と貴金属で、いかに美しく見えるかを目的に、選ばれた職人の手でのみ作られる美術工芸品でもあるの。
ジュエリーは、大事にするべきとっても希少な自然の恵みなの。
元々見るもので、集めて楽しむもの。
装着はあくまでも、一時的ならば可能ですよというものだから。

あのさ、ついでに、これだけは絶対やっちゃいけないのが、リング(ジュエリー)をつけたまま、バッグの中を「まさぐりまわる」こと、それと、自動販売機の中にリングをつけたまま手を入れて「まさぐりまわりかぶること」(含博多弁)
あーあーあー、石にも金属部にも傷が入るし、確実にぶっ壊れますから。
目をつぶって車を運転して、駐車場に入って、ガンガンあっちこっちぶっつけまわるのと同じ行為よ、こういうのは。
とっても危険。ホント、これだけはダメよ。やめて。こーゆーの、ジュエリー虐待だから。

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